格闘ゲーム入門を応援?Humble Brawler Bundle

2月も最終日となった今日、Humblebundleが新たなバンドルを発表した。このHumble Brawler Bundleでは複数の格闘ゲームをまとめて低価格で購入できる。対戦ツール的な格闘ゲームに興味を持っているなら、このバンドルで好みに合うシリーズを探すのがおすすめだ。

やや古いタイトルが中心となる分価格は抑えられており、9ドル以上を支払えば6タイトル全てを利用できる。『Rivals of Aether』を除いて日本語対応なので言語を気にする必要もない。もっとも、プレイだけならば言語依存性皆無のジャンルである。

価格

1ドル

  • GUILTY GEAR XX ΛCORE CORE PLUS R(2015年/1,480円)
  • BlazBlue: Continuum Shift Extend(2014年/1,980円)
  • Skullgirls(2013年/980円)

1ドルを支払うことで、『ギルティギア』『ブレイブルー』『スカルガールズ』の3シリーズからそれぞれ1本のゲームを購入できる。いずれもSteamで続編が発売されている旧作1だが、ソロプレイが目当てならば問題なく遊べるだろう。

『GUILTY GEAR XX ΛCORE CORE PLUS R』や『BlazBlue: Continuum Shift Extend』はストーリーモードにも力を入れた作品のため、キャラクターや世界観が気に入ったならばそちらを目当てに購入するのもアリだ。

平均額(5.61ドル)

  • Arcana Heart 3 LOVE MAX!!!(2015年/2,980円)

平均額で『Arcana Heart 3 LOVE MAX!!!』と『Street Fighter X Tekken』が追加されるはずなのだが、後者は日本から購入できない作品なので対象外となる。カプコンの古い作品なのでおま国はしかたない…評価もイマイチな作品なので気にする必要はないだろう。

アルカナハートも旧作だが、「格闘ゲームで男なんて使わない」というプレイヤーにはおすすめできるシリーズだ。ホーミングによる空中戦やキャラクターとアルカナの組み合わせなど、他の作品にはない要素で遊べる作品となっている。

9ドル

  • GUILTY GEAR Xrd -SIGN-(2015年/2,980円)
  • Rivals of Aether(2017年/1,480円)

9ドル以上を支払うと以上の2本が追加され、6タイトル(11,800円相当)が利用できる。さらに、マンスリーに登録していれば2ドルのHumble Walletクレジットも受け取れる。

『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』は1ドルで購入できる『GUILTY GEAR XX ΛCORE CORE PLUS R』の続編だ。ただし、この作品も最新ではない。『Rivals of Aether』はインディーズ作品なので通常価格が控えめだが、バンドル内で最も新しい作品である。

コンテンツ

GUILTY GEAR XX ΛCORE CORE PLUS R

ここ最近にたすちゃんがよくプレイしているブレイブルーにも影響を与えたギルティギアシリーズの1作。といっても初代ではなく、8作目(Steamで販売されているものに限ると3作目)に当たる。続編も複数Steamで販売されているので、ネット対戦目当てでの購入はやめた方が良いだろう。

スピード感があるコンボ重視の作品であり、格闘ゲーム=もっさりした動きというイメージで避けているプレイヤーも楽しめそうだ。Steam版の発売こそ2015年だがアーケードの稼働開始は2012年であり、今見ると絵柄の古さは感じてしまう。

BlazBlue: Continuum Shift Extend

僕がプレイしている『BlazBlue: Chronophantasma Extend』よりも前の作品。シリーズポータルサイトの製品一覧にはPC版の記載がないが、Steamでも販売されている。こちらも第1作ではなく、『BlazBlue: Calamity Trigger』の方がより古い。最新の『BlazBlue Centralfiction』がSteamで販売されている今でもそちらと並ぶほどのプレイヤーが残っている人気作だ。

ストーリーに力を入れた作品なので、ストーリーモード目当てで入手しておく価値はある。ゲーム部分だけなら最新作のみで良いが、世界観をきちんと知りたいなら過去作のストーリーも読んでおきたい。

Skullgirls

日本産のギルティギアやブレイブルーと異なり、アメリカで開発された2D格闘ゲーム。独特のアートスタイルで表現されたキャラクターが特徴だ。

DLCの導入で最新作にできるのは、他のタイトルにない魅力だ。単体ではインターフェイスのみ日本語で英語ボイスとなるが、DLCを導入すれば日本語ボイスも追加される。

Arcana Heart 3 LOVE MAX!!!

キャラクター重視の作品でありながらストーリーが薄い点にもったいなさを感じてしまう作品。ゲームとして面白くないわけではなく、比較対象のブレイブルーがストーリーに力を入れすぎているだけである。

あちらに比べると目押しを要求されたりしてコンボの難易度は高めかもしれない。また、チュートリアルがないので初めての格闘ゲームには不向きだ。

やはり格ゲーは難しい。『Arcana Heart 3 LOVE MAX!!!!!』

GUILTY GEAR Xrd -SIGN-

再び登場したギルティギアシリーズ。DLCによって最新作『GUILTY GEAR Xrd REV 2』と同内容にアップグレードできる『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』ではない点に注意が必要だ。ブレイブルーと違ってプレイヤーの多くが新作に移動してしまっているらしく、対戦ツールとしては期待しにくい。あとゲーム説明欄適当すぎでは?

Rivals of Aether

動物や虫をモチーフとしたドット絵のキャラクターが戦う2Dアクションゲーム。「ダメージを与えて吹っ飛びやすくした相手をステージから落とす」というどこかで聞いたようなシステムが採用されている。

ローカルで4人が参加する大乱闘も可能なので、友人の家に集まってスマブラしていたプレイヤーならば楽しめるのではないだろうか。

格闘ゲーム入門に

スマブラ的なRivals of Aetherを除くと、バンドルに含まれるのは全て1対1の対戦格闘ゲームだ。そのため、このジャンルに興味があるかどうかが最大のポイントになる。もしこれから格闘ゲームに触れてみたいと考えているなら、複数のシリーズを試せるこのバンドルはとてもお得だ。

お試し1ドル

最低価格の1ドルでも、ギルティギア、ブレイブルー、スカルガールズという3つの人気シリーズに触れることができる。どれも古い作品ではあるが、それぞれの作品を購入するよりもはるかに安い。このバンドルで自分に合うシリーズを見つけ、対人戦がしたくなってから最新作を購入すれば良いだろう。

ちょっと損な感じの平均額

平均額を出せばさらにアルカナハートも追加される。金額的にはお得なのだが、日本からの購入だと1シリーズしか触れるものが増えないので少し損をしたように感じてしまうのも事実だ。

スマブラ勢におすすめの9ドル

新しい、しかし最新ではない作品が追加されるギルティギアはともかく、昨年発売されたばかりのRivals of Aetherがこのバンドルの目玉と言える。「格ゲーはするけどスマブラが苦手」というのでなければ、とりあえず9ドル払っておいても良いのではないだろうか。

僕はスマブラ好きでブレイブルーの過去作も気になるので買う予定です。


  1. 『Skullgirls』のみこの作品にDLCを導入すると最新作と同じ状態にできる。最新作を単品購入できないということでもある。 ↩︎

0 件のコメント :

コメントを投稿